CATEGORY : 受賞 DATE : 2012年11月20日
本日、天神の西鉄ホールで福岡市都市景観賞の表彰式が行われました。私も同席させてもらいました。
表彰されたのは、建築物の所有者、管理者、設計者、施工者の4者。
都市景観賞の審査委員長の坂井猛氏(九州大学教授)から次のような評価を頂きました。
「120人を越える子ども達が生活する施設として、既存の樹木を避けて慎重に建て替えた建築。それと周辺に残された緑(自然環境)に抱かれ生活を楽しみ、育っていく環境を創り出す。ランドスケープと建築が一体となった巧みな構成。これが委員全員の一致した支持を得ました。」
表彰者それぞれに表彰状、建物の所有者に記念品をいただきました。
福岡県社会事業団渡邊理事から受賞のあいさつがあり、14年間青松園で過ごしている少年からの手紙が読まれました。大舎制から小舎制に変わり、子ども達の生活スタイルが変わり、子ども達に良い影響があったようです。
設計期間を含め約3年。
人が使う(住まう)場所を創ることへの責任を感じると同時に、
使い手の生活がプラスに変化したことへのうれしさを感じています。
(寺川 智也)