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平松学園総合医療棟

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INFO
大分市内で幼稚園から中学校・高等学校・専門学校まで様々な教育施設を展開する平松学園が展開する様々な学校の中で、医療系の専門学校3校を1つの校舎に集約した総合医療棟。
これまで独立していた、臨床検査技師専門学校、臨床工学技士専門学校、視能訓練士専門学校の3校を1校に集約し、エントランスや管理諸室・講義室や水廻り等を共用化することで、全体の面積を抑えつつ、同業異種の専門間の連携を可能にする校舎のあり方が求められた。
5層のフロアの中に3つの専門学校をいれるにあたり、各学校からの教員代表が設計者と共に同じテーブルで議論。共用できるところ、それぞれの専門性を大切にすべきところ、上階・下階の関係、男女の生徒の構成比率やカリキュラムとの調整を図り、5層の層構成を議論・決定していった。
1層目は3校共通のエントランスや進路指導室、職員室・図書室・保健室等からなる管理諸室フロア。
2層目は校舎内で最大の大きさを持つセミナーホール、それと一体利用でき、生徒の休憩・交流スペースともなる売店を併設したコモンスペース、3〜5層目は各専門学校色を持ちながらも、それぞれが入り交じるフロア構成となっている。
多くの学びの時間を校舎で過ごす生徒や職員に対して、女子トイレにはパウダーコーナー、階段周りのホールには個別学習用のカウンターを設けるなど、教室だけでない、多様な居場所の創造に配慮した校舎計画とした。
また、校舎設計に合わせて学園ロゴの見直しを行い、この総合医療棟整備を皮切りとした、学園全体のイメージ刷新に取組んだ。その後の既存校舎再整備においても共通のロゴやカラーリングを展開することで、学園全体のブランド・メンテナンスに継続的に取り組んでいる。
所在地:大分県大分市
発注者:学校法人平松学園
主要用途:学校
構造・規模:鉄筋コンクリート造7階建
延床面積:4355.36m²
施工:清水建設(株)九州支店
竣工:2022年11月
業務: 基本設計,実施設計,監理
担当者: 鮎川 透, 杉本 泰志, 石橋 光男
備考: 構造設計:川崎構造設計
設備設計:設備総合計画
サイン設計:森山デザイン事務所
写真:イクマサトシ(Techni Staff)
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