終戦後、海外から引き揚げてきたこども達を保護するために昭和21年に開設され、現在も児童養護施設として活動。畳敷の大部屋に入居していた環境(大舎制)から9~10人のユニットに居住する(小舎制)普通の家庭での生活をする場に変えた。既存樹木(松・桜)を残し、建物を計画すると共に、こども達の生活の場を確保しながら工事を進めた。地域に開かれた活動として、子育て相談などを行うと共に、グランド・体育館を開放し、地域との連携にも努めている。
所在地:福岡市東区三苫2-30-1
発注者:社会福祉法人 福岡県社会事業団
主要用途:児童養護施設
構造・規模:RC造一部木造・平屋建て
延床面積:3014.06m²
施工:大高建設株式会社
竣工:2012/02/27
業務: |
基本設計,実施設計,監理 |
担当者: |
鮎川 透, 石橋 光男 |
備考: |
第25回都市景観賞 大賞受賞
写真撮影:四宮佑次 |